Friday, July 26, 2024

nr.10 : マイペースでいこう。ファイト!




It seems that many Japanese language learners have difficulty with Katakana words.
Some of them said difficult to write, others said hard to understand.

Brand-new Katakana words often came from English nowadays, but older-generation words came from various languages.

If you have learned Japanese history, then easily understand why some of them came from Chinese and Portuguese. Russian, Ainu language, French... A variety of origin of Katakana words words.

So, modern Japanese's Katakana words are foreign origin, right?

If so maybe it's easier to learn, however sadly, not everything. There are Japanese-made Katakana words.

Often they are called as "Wasei-Eego (EN: Japanglish, Japanese-made English)".
Like you see, the words came from English, but Japanese people mean differently or the word doesn't exist in English.

I believe that probably some Japanese doesn't know about it, and thinks it's "pure" English words.

There are many Wasei-Eego, so I picked up only few as examples.

  • Hai ten shon (i.e. high + tension) : The animated object (normally, human being) is excited for something. It uses as positive meaning.
e.g.) ディズニー映画の『アラジン』に出てくるジーニーはいつもハイテンションだ。

  • Mai peesu (i.e. my + pace) : Someone doing something as his own pace. Describing personality/character. Often use in positive way.
e.g.) 焦らなくて良いよ。マイペースに頑張ろう!

  • Ryukku sakku (i.e. Rucksack in German) : This word is "Katakana-written-version" of Rucksack in German. So actually this is the different "type", and actually exist in other language. However, I believe that many Japanese people think it's English word. “Ryukku sakku” means "backpack" in English.
e.g.) 今日は教科書をたくさん持って行かないといけないから、リュックサックに入れていこう。

At last, as you see in this blog post title, Japanese people use ファイト to encourage others. Not recommend to fight with or beat someone.

Katakana words are a little bit "too complicated"?
If think so, as a Japanese mother tongue speaker, also a Japanese language teacher, I totally agree with you.



正確に書けない、そもそも言葉自体が難しいなど、理由は様々なようですが、少なくない数の日本語学習者がカタカナ語に苦手意識を持っているようです。

近年出来たカタカナ語の多くは英語が元になっているものが多いですが、“昔”からあるカタカナ語は、いろいろな言語から来ています。
日本の歴史を学んだことのある人なら、中国語やポルトガル語から来た“古い”借用語やカタカナ語があることは、想像に難くないと思います。
その他にも、ロシア語、アイヌ語、フランス語など、カタカナ語の起源は多岐にわたります。

つまり、近代の日本語のカタカナ語は、外国語が元になっている?

もしそうであれば勉強もそれほど難しくないかもしれません。
残念ながら、というべきなのか。日本生まれのカタカナ語も存在するのです。
「日本生まれの『カタカナ語』」は、たいてい「和製英語」と呼ばれます。

文字通り英語から作られた言葉が多いのですが、英語の本来の意味とは違ったり、そもそもそういう単語が英語には存在しないものが「和製英語」と分類されています。
私が想像するに、和製英語を和製英語とは思わず、英語で話すときにも使えると思っている日本人もいるのではないでしょうか。

和製英語の数も多いので全てには言及できませんが、幾つか例を挙げてみたいと思います。

  • ハイテンション : ある生物(ふつうは人間)が、何かに興奮したりして、気持ちが高揚している様子。たいていは肯定的な意味で使われます。

    例) ディズニー映画の『アラジン』に出てくるジーニーはいつもハイテンションだ。

  • マイペース : 誰かが何かを (焦ったりしないで) 自分のペースで行うこと。行為や性格を表すために使います。ふつうは肯定的な意味で使います。

    例) 焦らなくて良いよ。マイペースに頑張ろう!

  • リュックサック : これは上記の二つとは違って、英語ではなくドイツ語が元になっていて、更にドイツ語の発音に近付けてカタカナ表記にしたものです。(なので、厳密には「和製英語」ではないのですが。)しかし、多くの日本人が英語を元にしたカタカナ語だと考えていると思います。英語はBackpackですね。

    例) 
    今日は教科書をたくさん持って行かないといけないから、リュックサックに入れていこう。

そして最後は、このブログ記事のタイトルに入れた「ファイト」です。
タイトルにもあるように、日本語では誰かを応援したり励ましたりするときに使う言葉です。英語のように誰かと喧嘩することを勧めているわけではありません。

さて、日本製も存在する「カタカナ語」。
ちょっとややこしすぎるでしょうか?
もしそう思う方、わたくしも同じ意見です。いち日本語母語話者としても、日本語教師としても、「なんて難しいの!」と頭を抱えてしまいます。(苦笑)



Reference


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